こうした環境の中で、色々な人と交流したり、話をしたりする事で大きく変わります。これはもう、本当にびっくりするぐらい、人の心は大きく変わります。ぜひリワークセンターで変わって、ストレスのある中でも十分活躍できるようになって欲しいと思っています。
舟橋岩田先生と初めてお目にかかってから随分時間が経ちますけれど、私に対するメッセージをいただけると嬉しいです。
岩田舟橋先生は愛知県精神科病院協会の中で、ご自身で病院を建てられた最後の方で、私の祖父は逆に愛知県で最初に病院を建てた人です。私が生きている中で自分で病院を建てたのは舟橋先生が最後になるかもしれません(笑)。そういうフロンティアの先生が、こういう診療所も作られて、しかも愛知県で最初に、日本で最初では無いかも知れませんが、この地域では最初のリワークセンターを赤字覚悟で始められました。それは単に病院を経営するだけではなくて、精神科の臨床の中で、あるいは患者さんのためにという強いリーダーシップがあったからできたのだと思っています。これからも新しい時代の精神医学・医療が展開していくなかで、引き続きフロンティアとして、愛知県の精神科病院・クリニックのワントップとして、活躍していただきたいと期待しています。
舟橋ありがとうございます。岩田先生は本当に若くして教授になられて、そして若くして医学部長になられました。そして、最初に申し上げました様に、身近な精神科医が初めてノーベル賞を受賞されることは、同級生・後輩とともに楽しみにしております。岩田先生が教授になられてから藤田保健衛生大学(現藤田医科大学)が本当に変わったと思っております。医学部長になられてからも、藤田保健衛生大学(現藤田医科大学)の名声がさらに上がっていると思っておりますので、お体だけはいっそう大切にしていただきたいと思います。今も、土日はサッカーをやっているとお聞きして、本当にタフですね。
岩田趣味程度ですが、ケガはしないように気を付けています(笑)。
舟橋僕も岩田先生を見習って、メリハリのちゃんとついた人生を送っていかなければいけないと思っております。
最後に、心の病気を治療している患者さんや、ご家族に対するメッセージをお願いします。